ボーリング大会

ボーリング大会報告

小林史孝

 皆さん、お気付きですか?ボーリングってとっても世代を表します。一度ボーリングに行かれたときに、色々な人のボールの軌道を観察しましょう。
 まず、ボールがくるくる回転して、カーブ(曲がる)するボールを投げる人。その人は結構お年を召されてるはずです。ボーリングブーム世代です。ボーリングブーム真っ只中を青春時代に過ごした方々で、毎週ボーリング場に通っていたくちです。年のころ40歳半ばから50歳代でしょう。そしてこの方々は、通い慣れただけあって、かなりのスコアをはじき出します。つぎにボールが回転せず、めちゃくちゃ速く、力任せにストレート(真直ぐ)ボールを投げる人。その人は、きっとおっちゃんなりかけなはずです。ビーバップハイスクールなどがはやっていた頃に青春を過ごした人で、不良がモテた時代、強い イコール かっこいい、みたいな時代を過ごした人たちです。スコアは当たればそこそこはじき出し、当たらないときは、ガーターの山を築きます。そして最後に、へなちょこボールを投げる人たち。フォームもめちゃくちゃで、なったもんじゃありません。女性、子供は別として大人の男性の場合、それは、現在の若者です。ビジュアル系だのギャル男なんだのと言われはじめた世代で、女みたいな男がモテル時代を今現在進行形の人たちです。スコアは女性子供にも劣る場合があります。
 こう考えてみると、ボーリングは、その時代を生きた男たちの、生き様を表します(そんなたいそうなもんかあ?)。
 さて、H17年の11月25日、花の金曜日の夕刻より、奈臨技のボーリング同好会主催のボーリング大会が開催されました。会員、賛助会員合わせて約50名が参加し、盛大に執り行われました。その中でもやはり光っていたのは、ボーリングブーム世代を過ごした、いいおっちゃんたちでした。優勝は天理よろづ相談所病院の木田光雄氏でした。去年は五條病院の倉本さんだったような気がします。ここ数年若者の活躍を見た記憶がありません。
 さあ若者たちよ。がんばっておっちゃんたちを打ち負かそう。たばになってかかれば何とかなる(個人競技だけど・・・)。今年も待っています。